那智勝浦町社会福祉協議会に関連する最新の情報をお届けします。
福祉体験学習
2月18日(木)色川小学校3・4年生5名が、高齢者疑似体験学習を行いました。児童達は、腕や足の動きが鈍くなるおもりをつけて、視界がくもるような曇り眼鏡をかけて、関節が固くなって腰が曲がるようなベルトをつけて等、加齢にともなう身体の変化を体験しながら、階段の昇り降りや小銭入れからお金を取り出すなどの様々な体験を行いました。
体験後、児童達から「助けるのは当たり前だけど、ここが危ないよって教えてあげたい」「大丈夫ですかって心配するような声掛けがしたい」「色川にはたくさんのおじいちゃんおばあちゃんが暮らしているので、今日の体験をいかしてお手伝いできたらいいなと思います」と感想を発表してくれました。高齢者の生活を疑似体験することで、お互いに助け合い支え合う大切さに触れることのできた体験学習でした。
いきいきサロンの様子
1月28日、浦神西地区でいきいきサロンが開催されました。今回のサロンでは、下里小学校4年生(当時3年生)が、課外学習の一環で、浦神を題材にした劇と、浦神について調べその成果を発表したDVDを鑑賞しました。昨年2月に実際に劇や発表を見る予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となり、今回先生方の計らいによりDVD鑑賞をする運びとなりました。劇の内容は、小学生が浦神の弁天さんの下にある防空壕跡の洞窟を見ていると、1890年の世界にタイムスリップしてしまい、過去と現在を行き来するというお話です。また後半は、浦神の地名の由来、寺子屋、せみ祭り、真珠や近大の養殖について、浦神の名字等を調べた内容を発表し、浦神小学校の校歌を歌い、懐かしい空気に包まれました。その後、毎年10月に行われる浦神鹽竃神社の例祭で奉納される勇義社獅子舞の映像も鑑賞し、最後にぜんざいが振る舞われ、参加者は楽しい時間を過ごしました。
福祉体験学習
令和2年12月16日太田小学校3年生、4年生の7名を対象に、つつじ園の川口看護師を講師に迎え、認知症サポーター養成講座が行われました。川口看護師からは、認知症について、また認知症になっても安心して地域で暮らすことができるよう、認知症の人やその家族を応援する人、それが「認知症サポーター」であることを学びました。また講座の中で高齢者の方とのふれあい交流も兼ねて、お正月用の素敵な‟しめ縄リース”を作り、楽しい時間を過ごしました。
また、同小学校にて令和3年1月21日、社会福祉協議会のヘルパー指導のもと、高齢者疑似体験「年をとるってどんなこと?」を行いました。児童達は、白内障による視覚機能の変化や、難聴、前かがみの姿勢、緩慢な腕や脚の動作など、加齢に伴う身体の変化を体験し、高齢者の生活や気持ちを知り、助け合うことの大切さを学び、困っている高齢者に出会ったらどのように声がけするか、自分にできる手助けについて考える機会となりました。